「キャンプブームは終わった」そんな話をメディアなどを見かけるようになってきました。コロナ感染症と一緒に到来した世界的なキャンプブームは本当に終わってしまったのでしょうか?キャンプ場に行くとそんな噂はどこに行ったのかと思うほど、キャンプを楽しむキャンパーは非常に多いです
こんなキャンプを楽しんでいる人は多いのに、なぜキャンプブームは終わったと言われるのか?気になる話題を深堀していきます
目次
キャンプブーム終了なら、これからキャンプを始めるのは遅いのか?
結論からいうと、これからキャンプを始めるのは全く遅くありません。むしろ、今はキャンプのはじめ時といえます。キャンプは年齢や性別に関わらず、長い趣味となり得えますので、これから始めようと思っている方にはすぐに始めてみることをおすすめします
キャンプブームは終わったといわれるキャンプを、今始めると遅いと思ってしまいますが、そんなことはありません。むしろ最高のタイミングといっても過言ではありません
理由①後述する大手キャンプメーカーのキャンプ用品の値下げが行われている今のタイミングはキャンプ用品を安値で購入できること
理由②一時よりキャンプ場の予約を取りやすくなってきた
この後のキャンプブームは終わったと言われる理由をみて、ぜひ始めるきっかけにして欲しいです
なぜキャンプブームは終わったと言われているのか?
キャンプ用品店の在庫過多になっている
キャンプ業界は2018年ごろから始まり、2020年には最盛期を迎えた2022年ごろには在庫が過多になり始め、2023年現在ではかなり在庫過多となっていて、大手ブランドはセールやキャンペーンを行っている状況です。原因のひとつめとしては、コロナで始まったキャンプブームで在庫不足になっていたブランドは、需要に伴って増産を行ていたところ、コロナ終焉にて一気にキャンプから他のイベントなどにシフトしたのと同時に需要を供給が追い抜いてしまったということです
また、これは個人的にな見解ですが、キャンプに参入したキャンパーの多くはすでにキャンプ用品がそろってしまったと感じています。キャンプに必要なものはほぼ決まっていますし、一度そろえてしまえば一定の期間は買い替える必要もありません。多くのキャンパーは年数を重ねて、自分の求める機能やデザインが決まってきたころで、新規参入時ほどの購買意欲はなくなったのだと思います
アニメの一区切りついた
第2次キャンプブームの火付け役と言われる「ゆるキャン△」の映画公開で、いったん物語としての一区切りが付いたのもキャンプブームの終焉と言われる要因です。物語としてはネタバレになるので触れませんが、個人的には素晴らしい内容であった反面、再びキャンプを盛り上げるような内容ではなかったように感じます
とはいえアニメの3期も決定したと発表されましたし、2023年6月には待望のアプリゲームもリリースされたので、ブーム熱はくすぶっている状況で、根強いファン層もいるので、再々ブームの可能性はまだまだあります
キャンプブームとは何か?
キャンプブームの歴史
第1次キャンプブームは1990年から、バブル景気に後押しされる形で、乗用車の普及が急速にレジャーへの関心が広がったことで始まりました。最盛期の1996年にはキャンプ人口は1560万人にもなり、ボーイスカウト、ガールスカウトに入る子供も普通にいました。学校行事でもキャンプに行くことも多く、まさにカルチャーとして根付きはじめていました
そんなオートキャンプを中心として、家族連れでのキャンプを楽しんでいましたが、徐々に第1次キャンプブームは終焉していきました。その理由は諸説あるようですが、学校行事や家族でのレジャーという特性もあり、なんとなくダサい印象だったことと、時期的にバブルの終焉もあると思われます
第2次キャンプブーム
第2次キャンプブームは、アニメのゆるキャン△からをきかっけに始まりました。ただ、第1次キャンプブームと違って、火付けとなったのはアニメだけでなく、YouTubeやSNSで個人のキャンプを発信することで、おしゃれ感も相まってソロキャンパーや女性キャンパーも出てきたのが特徴です
この第2次キャンプブームは個人で行ける手軽さと、コロナによる他社との3蜜を避ける遊びとしての側面を持っていたことで、急速に広がりを見せました
時代に合わせて、ゆるいキャンプから、ゴテゴテにおしゃれさを極めているキャンプ、ソロから大人数まで、キャンプにも多様性が出たことで、気軽に参入する方も多かった印象です
これから始めるなら何から始めれば良いのか?
まずはやってみよう
じゃあブームから5年も経っているなら、出遅れていてもう遅いのでは?そんなことはありません。キャンプデビューに遅いということはないからです。ただ、一番のハードルはキャンプの道具をそろえることや、どうやってやったら良いか分からないことです
キャンプは危険ととなり合わせ!誰と行くかを決めよう
一人で行くのか?家族と行くのか?友人と行くのか?まずは誰とキャンプに行くかを決めましょう。もちろん初心者だけでも楽しめますが、キャンプは楽しい反面、危険ともとなり合わせのレジャーであることを忘れてはいけません
特に最近は女性のソロキャンパーの方も増えて、そこにちょっかいを出してくるような迷惑な方も多くなっています。人口の母数が増えると一定の確率でそういった方も混じってしまうので、防犯やリスクマネジメントも必要です
キャンプ用品をそろえよう!レンタルの充実した施設を使用するのも○
キャンプ用品がないとキャンプを楽しむにも中々難しいです。ベテランになると、最低限のキャンプ道具だけでフラッとご飯だけ食べて帰るなんてこともザラにやりますが、最初の頃は何が必要で、何が不必要なのかも判断できません
まずはキャンプ用品を貸し出してくれるキャンプ場を選ぶと良いでしょう。注意点としては、キャンプ場にも無限にはレンタル商品を用意していないので、事前にキャンプ場へ確認しておくことと、キャンプ道具の利用方法を間違うと破損の原因となってしまうので、余計にお金がかかってしまったとならないようにすることです
これからのキャンプはどうなっていくのか?
仮説①ブームはゆっくり落ち着き、一定のキャンプ人口になる
一時的に加熱し過ぎていた感のあるキャンプは、振るいにかけられ、本当にキャンプを趣味にしようと考えている方たちが残ってきている印象です。いわゆるマナーやモラルのない人はいなくなってきているので、これからキャンプをしたい方にはハードルは下がっています
ただ、一定の離反もあるので、参入と離反のバランスで、キャンプは一定の人口で留まると可能性はあります
仮説②アニメやセールでさらに盛り上がる可能性あり?
前述したとおり、キャンプブーム去ったわけではなく、ブランドの商品が売れなくなっていることで、キャンプ業界は苦しくなっているのと、アニメの物語の一区切りで落ち着いたと言えます
まだくすぶっている段階なので、キャンプ用品の値下げを行われている今、タイミング的にアニメの3期の放送と重なれば、さらに盛り上がることも想像に難くありません※もちろんそうなればキャンプ用品は元の価格に戻ってしまいますが…
仮説③今のキャンプブームとは違ったキャンプの形で進化していく
これまでは、アクティビティとしてキャンプを楽しむ方は多かったです。ただ、キャンプに慣れてくると、設営して焚火するまでに時間はかからなくなってきます。これからはキャンプを起点に、登山やSUP、カヤック、サイクリングなどを楽しむ方も増えてくると思われます
アクティビティとしてのキャンプではなく、アクティビティを楽しむための宿泊の方法として、キャンプを楽しむ方が増えていく可能性もあります。これはもっとも良い循環で、キャンプを楽しみながら、アウトドアにも踏み出していく方が増えていくと嬉しいです
キャンプしよう
キャンプに詳しい友人、家族などに経験者がいないなら、キャンプガイドを利用することも視野に入れてください。
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